2011年5月27日 09:00
土曜のある日、フレンチ・レストランで友人達とランチをいただきました。
私には「5人組と呼んでいい古い友人」がいます。彼女達と知り合ったのは子供が小さい頃住んだ、横須賀のマンションでのことです。私が30歳前半の頃ですから、かなり長い間のお付き合いになります。「青山で美味しいランチを食べる会」と言うのを理由に、時々遊びに来てもらっています。
レストランは2階です。階段の上がり口にこんなオシャレな案内セットが・・・。
この階段を上がってレストランに入るのですが、お料理に期待が膨らみます。
青山には世界中の「美味しいレストラン」が沢山あります。引っ越して最初のころは「こんな美味しいお料理食べたことない!」と興奮していろいろな店を開拓しては通っていました。あるとき「あれ?こんなことをしていたらお小使いが無くなっちゃう」と気がつき、今はめったにレストランに行くことはなくなりました。
小さなテーブルフラワーです。真っ白なテーブルクロスに野の花が映えます。
春野菜がたっぷりな、メインディッシュです。福島県産の「シャモの黒米包み」はとても美味しかったです。
福島県をちょっとだけ応援したような気持ちになりました。
古い友人には共通の話題も多く「あの時、こんな時・・・あんなこと、こんなことがあったわね」などと話に尽きることはありません。でも最近は老後のこと体調の話題など、どうやら世間並みになってきたように思います。
デザートの日向夏です。盛り付けの様子もおもしろいのですが、じつはこのお皿本物の玄昌石なのです。
この店は20年前に開店したフレンチレストラン「ラ・ブランシュ」という店です。店内は大人の雰囲気でシックなインテリアです。ついつい長居をしてしまいそうになります。
お料理はきどったところが無く、しっかりした味付けで食後に満足感があります。
他のお客様がおられたので、店内の写真が撮れませんでした。このコーナー写真で雰囲気を感じてください。
私はお料理の批評ができるほど舌は肥えていません。この店はシェフの味が好きで通ってくる常連さんが多いのではと思いました。そうなのです、個性があってまた食べたくなりそうな味なのです。
2010年10月26日 09:00
今年の夏は猛暑が続き、みなさんも屋外での活動は控えていたのではないでしょうか。
最近はやっと秋らしくなり日差しも柔らかく、吹く風も気持ちよくなりました。
青山ではオープンテラスのあるレストランをところどころに見かけます。
眺めがよくて少しの風があれば、屋外で食事をするのはとても良いものです。「オープンテラスっていいなぁー」と憧れてはいますが、マンション暮らしの我が家では叶わない夢です。しかたがないので時々はレストランで楽しむことにしています。
オープンテラスはリゾートのような雰囲気
今回ご紹介するのは青山通りに面し、骨董通りの入り口にあるAOビル(アオビル)5階にある「TWOROOMS」というレストランです。昨年の3月竣工の商業ビルです。
このビルは地下2階、地上16階、低層部と高層タワーの2棟で構成されています。
TWOROOMSは低層部の屋上庭園を見下ろす位置にあります。
見下ろすと低層部の屋上庭園が見えます
テラスの周囲は池に囲まれていて「ウォーターテラス」と呼ばれています。写真の左側に水面が見えます。
左の黒く見える水面が流れ落ちているような演出です。
店内は広くて天井が高く、ニューヨークスタイルのインテリアです。外のテラスには夜景を見ながらシャンパンをいただくと良さそうな、ゆったりしたソファーがおいてあります。私はテラスに憧れているので、食事には少々無理のあるセンターテーブルでしたがランチをいただきました。お料理はグリル料理がメインとのことでしたが、野菜もおいしいかったです。
テラスでいただくイチジクと生ハムのクリームチーズ添え、ビールもおいしいです
屋上緑化もすてきです。緑の向こうには渋谷の方角が見えます
夜になると新宿方面の夜景が美しいと聞きました。外国旅行に行くほど時間がないけど、ちょっとした「転地療養」をしたいとか「気分転換」をしたいと思われる方におすすめのレストランです。
2010年9月21日 09:00
国立新美術館の近くにこんなレストランがありました。散歩をしていてこの外観が目にとまったのですが、まるでヨーロッパの田舎町にあるような店構えです。「おもしろい!」とすかさずシャッターを切りよく見ると、屋根から大きなケヤキが突き抜けてそびえています。ますます「おもしろい!」という気持ちが抑えられず、店内はどんな感じなのだろうと直撃しました。ビルの1階と温室風に作った前面テラス部分がレストランになっています。ケヤキの木が突き抜けていますが屋根は波板仕上げです。
ここは17年前にオープンした都内唯一の「デンマーク料理店」だったのです。入り口ドアの前には、ワールドカップで見慣れたデンマークの国旗が控えめに揺れていました。私はデンマークに行ったことがないので、インテリア用品を通してしかこの国のことは知りません。私の知識では「工芸に強い国でスカンディナビアデザインの中心的な国」というくらいです。その洗練された工芸デザインには若い頃から憧れていました。
店内のインテリアは無垢の木で腰張りをした典型的な北欧スタイルです。照明器具は全て「ルイスポールセン」で、いろいろなデザインの器具が何種類も使われています。「ルイスポールセン」はデザインもさることながら、高品質な優しい光で人々の心を癒してくれます。食卓テーブル用の椅子はかの有名な「カールハンセン」のYチェアです。食器は驚いたことに「ロイヤルコペンハーゲン」でした。ロイヤルコペンハーゲンの食器はしっかりしていて使いやすく、日本人には大人気です。そのほかデンマークのプロダクトデザインをリードしている「ローゼンダール」のキッチンウエアが数多く使われていました。この有名な製品は全てデンマーク製ですから驚きです。「スカンディナビア」を五感で感じたいと思う人にとって、おすすめのお店です。

私はデンマーク料理がどんな料理なのか知りませんでした。お肉料理もあるようですが、シーフードや野菜を中心にした料理が多いようです。一例を上げるとサーモンのマリネやニシンの酢漬けうなぎのスモークなどが伝統料理のようです。お店でいただいた自家製のパンはとても美味しく絶品でした。デンマークスタイルのオープンサンドは定番で人気だそうです。「また行ってみたい」と思うようなお店でした。
店の名前は「カフェ・デイジー」といい、オーナーはデンマークの方です。
2010年8月13日 09:00
人は「豊かに生きる」うえで衣食住がとても大切です。私は住まいのことを仕事にしていますが、食についても感心があります。ただ「食べることが好きだ」というだけでなく、食事をする環境が大切だと思っていますから、おしゃれなレストランを探して訪ね歩くのが大好きです。
「環境が食事に影響を与える」という良い例が「波の音を聞きながら、あるいは緑を眺めながらのオープンテラスで食事をする」と美味しく感じるように、人の味覚は環境に影響を受けます。食事をする場所の演出がいかに大切かご理解いただけますでしょうか。であれば家庭ではダイニングルームの快適さが大切であり、レストランであれば店のインテリアが味に影響を与えているはずです。
ここは、南青山の根津美術館の向かいにあるこじんまりしたイタリア料理店です。店が根津の森に面しているので三方向の窓から緑が見えます。この店のインテリアはシンプルで、木部はタモ材の素地仕上げです。あとは白い布のカーテンが三方向の開口部全体を覆っています。カラーポイントになっているのは椅子の張り地とグラスの色です。まるで郊外にある、どこかのお宅におじゃましたような印象です。
お料理は、とにかく野菜がおいしいので驚きます。季節感あふれる日本の野菜を見事な料理の業で仕上げてあります。「野菜の料理に感動した」というのは完全に個人的な好みになってしまいますが、とにかくその繊細な味のとりこになりました。

ここで楽しめるのは、お料理の味はもちろんのこと「お皿と盛り付けの美しさ」そしてデザートまでの「次に出てくるのはどんなお料理だろう」とワクワクする期待感です。ウニのパスタも絶品です。店の名前は「リストランテFRICK」といいます。
リストランテ FRICK:http://www.frick2008.com/
2010年8月10日 09:00
国立新美術館で「オルセー美術館展2010」と、書道の「毎日賞受賞作品展」を見てきました。猛暑のなか絵画展には長蛇の列が出来ていました。オルセー美術館の修復工事のお陰なのですが、これだけの絵画を日本で一度に楽しむことができたのは幸運なことでした。
絵画展では夏休みと言うこともあって、小学生の子供達もチラホラ。ゴッホの絵の前でおばあちゃんが孫に「この絵の意味、分かるの?」と聞いていました。私にはその少年が「おばあちゃん、早くこの人混みから出ようよ」と言いたい顔に見えましたが、微笑ましいシーンでした。
国立新美術館は国内最大級の展示スペース(14,000㎡)を持っています。コレクションを持たない美術館として展示内容に自由度があり、新しいタイプの美術館として話題です。建物は黒川紀章氏の設計によるもので、完成当時はそのファサードのユニークさで話題になりました。またこの建物の魅力は建物内部にもあります。ガラスの外壁は横に縦にカーブしていて、まるで自分が海に潜ったような錯覚を起こします。
ガラスの壁にそって大ホールがあるのですが、そこに大きな岩のような塊が二つ建っています。その上部が空中レストランとカフェになっています。

これは3Fの空中レストラン「ブラッスリーポール・ボキューズミュゼ」です。パリの三ツ星レストラン「ポール・ボギューズ」のフランス料理をお手頃価格で楽しめます。このほかに3つのカフェがあり、お茶や食事をいただくことができます。驚いたことに、国立新美術館内のレストランとカフェでは、展示内容に合わせてメニューが企画されていました。例えば、スーラーの代表作である波止場の様子をイメージした前菜、ロートレックの大好物の「白いんげん豆の煮込み料理」やモネの有名な睡蓮をイメージしたじゃがいも料理、ゴッホの「星降る夜、アルル」をイメージしたデザートなどが用意されています。絵画を楽しんだあとお食事をいただきながら、その余韻を味わうなんてすばらしく素敵なことです。