2010年8月24日 09:00
先日、新宿のオペラシティーにあるmanone/マノーネというシステム収納のショールームに行ってきました。 収納する物や使い勝手にあわせ、モジュール化された材料で造る収納です。玄関やリビングの他、どんな部屋にも対応できます。
マノーネのコンセプトはどこでもどんなものでも「しまいこむ」ということだそうです。数多くの扉材と100種類に及ぶ取っ手の中から組み合わせを選ぶことができます。豊富にあるパーツの追加や変更も自由で、ユーザー自身が工具を使って対応することも可能です。

今日ここでご紹介するのは、マノーネのショールームに展示があったユニークなリビング収納です。アクアリビングと言う名前がついています。

リビング収納の両サイドに、熱帯魚の水槽が組み込まれています。リビングのソファーに座ると、丁度目の高さに水槽がくるように配置してありました。「いったいどう言う仕組みになっているのか」と扉を開けてみると、照明つきの水槽が組み込んであるだけです。「なんだ、特別な工夫と言うわけでもないのだ」と思ったけれど、熱帯魚の水槽をリビングの中央に持ってきて、しかも絵画のように扱っていることが新鮮でした。熱帯魚のメンテナンスは水槽の販売会社が引き受けてくれるので手間いらずです。
この考え方から発展させてゆくと、いろんなことが出来そうです。家族旅行の思いでの写真や、遠くに住んでいる孫の写真などをデジタルフォトフレームに入れて、収納の一部に組み込むことも出来ます。
疲れて帰って来た時、リビングにこんな収納があったら、間違いなく癒されますね。
2010年8月 6日 09:00
最近の日本では洗面所をサニタリーとよんで、オシャレでモダンな雰囲気の表現だとする傾向があります。でも何となく違和感があり、調べてみました。サニタリーを辞書で調べると「衛生的な」という意味です。とすると、洗面所をサニタリーとよぶようになったのは「洗濯をする場所」だからなのでしょうか。いつ頃から、どんな意味で使われ始めたのか知りたいところです。
西洋では洗面所と浴室とトイレが一室になっている例が多く、バスルームとよばれています。日本では洗面所に洗濯機が置かれ、浴室、トイレとは別に一部屋として独立しています。それは日本人の入浴方法の違いで、洗面所を脱衣室として使い、すぐ洗濯できるところからきているからだと思われます。
私も今まで、多くの洗面所をリフォームしてきました。お客様のご不満としては、狭い、ゴチャゴチャしている、収納が少ない、と言ったことが上げられています。限られたスペースで、洗面所全体を広げることが出来ない場合、すっきりとした、オシャレな洗面所にすることが、ご満足いただけるポイントになります。
特に洗面所はドレッサールームとしても使われることが多く、気持ちの良さが望まれるところです。そんななかで洗濯機の置き場所ではいつも悩むところです。可能な限り洗濯機は扉をつけて見えない場所に置くよう工夫をしています。
この事例は、床を白の300角タイルにし、壁を淡い黄色に塗装しました。
塗装は色数の豊富なポーターズペイントを採用。レトロな雰囲気にするため、カウンターには白のモザイクタイルを貼り、フイリップ・スタルクのオーバーカウンターシンクにしました。清潔感のある爽やかな仕上がりになっていると思います。
2010年7月20日 09:00
キッチンを例に上げると、作業カウンターの下に、たいてい3段又は4段の引き出しがついています。
キッチンカウンターの高さは85センチが標準なので、1,2段目は良いのですが、3,4段目の引き出しは、一気に使いづらくなります。実際は腰を曲げて出し入れすることになります。下段の引き出しはだんだん使われなくなり、一番奥には数年使っていなかった調理機器や乾物類が眠っているのではないでしょうか。
使いやすい引き出しの第1条件は「立ったままで使える」ことです。
次に収納する物によって、深さや奥行きを変えたり、引き出し内部に仕切りをつけたりします。キッチンには菜箸から計量スプーンまで細かい調理道具がたくさんあります。それらを種類によって分類し、それぞれ作業にあわせた引き出しを用意すると、物が仕舞いやすく取り出しやすくなります。キッチンは作業の場ですから、機能的な面から収納を検討するのは当たり前のことです。

既製品のキッチンセットで充分に対応しきれない場合は「家具作りで」と依頼をしてください。リフォームの際に収納を充実させたいと希望される方が多いのですが、物を収納する容量だけでなく「仕舞いやすく取り出しやすさ」も検討することが大切です。
体の動きが忙しいキッチンではもとより、リビングや書斎コーナーに設ける引き出しも基本的には同じ考え方です。