住まいに関すること、インテリアのこと、日常のことなど・・・。わたくし、リフォームデザイン研究所長 天方が、素敵な暮らしのヒントをブログでご紹介いたします。是非、 ご覧ください。

2012年1月

誕生日はやっぱり嬉しい

2012年1月31日 09:00

その日は朝から「誕生日おめでとう!」と言ってくれる友人からの電話がありました。

「あっそうかぁー今日は私の誕生日だった」などと、忘れていたことに気がつき「家族はまだ何もいってくれていないなぁー」とポツリ。

その日の夜には家族みんなでの食事会があり・・・

 

CIMG4019.JPG「さっち おたんじょうびおめでとう」と3歳の子にこんな可愛らしいアレンジをもらいました。

 

♪ たんたん たんたん たんじょうび

さっちのさっちのたんじょうび~♪

 

とハッピーバースディの唄も歌ってくれました。

 

私の子供の頃には「誕生日を祝う会」などしてもらったことはありません。もちろん友達を自宅に呼んで「バースデーパーティーを開く」なんてことは知りませんでした。

 

今はどの家庭でもバースデーケーキにキャンドルを灯して「誕生日おめでとう!」と言ってお祝いをします。西洋の習慣を見習ってのことだとは思いますが、家族にとっての楽しいイベントになっています。

 

今は亡き映画評論家の淀川長治さん「誕生日というのは、自分を産んでくださったお母さんに感謝する日」と繰り返し述べておられたそうです。

 

そうですね・・・長い間忘れていました。

自分が祝ってもらうばかりの日ではなく「産んでくれた母に感謝をする日」なのですね。

遠い昔に「空の星になってしまった母」を想い出し「ありがとう!」と言ってみました。

 

CIMG4021.JPGなんとなんと家族からのプレゼントは「欲しいなぁー」と思っていたピアスでした。

 

「体に気をつけて今年もがんばってね・・・熱いお風呂に入っちゃだめだよ!」などなどと言われ「うん そうする」とつぶやいていた私も・・・。

 

このピアスをつけてみたら、北風もなんのその「背筋を伸ばして、颯爽と歩いてみよう」という気分になりました。

 

「すてきなお店」みつけた!その①

2012年1月27日 09:00

南青山で「POLIS」というオリジナル・デザインの家具や雑貨を扱っている、すてきなお店を見つけました。

 

CIMG4004.JPG   青山3丁目交差点の近くに、ありました。

 

「天方さんは雑貨が好きだから・・・」と人によく言われます。

たしかに私は雑貨が好きです。「なぜ雑貨が好きなんだろう」とふと考えてみました。

 

住まいをリフォームして完成した瞬間は、家具やカーテン、絵などがなければ実に殺風景なものです。そこでカーテンをつけ、家具を置くとなんとなく生活感が出てきます。

でもそれだけでは充分とは言えず、壁に絵を掛けたりフロアスタンドを置いたりします。さらに、ちょっとした

コーナーにおしゃれな小物を置けば「ハッとする驚き」を表現することができます。

 

CIMG3992.JPG店内のディスプレーです。美しいデザインの姿見と背の高いグリーンです。

 

このコーナーがすてきに見えるのは、白のサイドテーブルと照明器具の組み合わせです。もちろんミニチュア

タワーの置物も洗練されたアクセントになっています。

住まいを癒しのある空間にするにはこの「洗練されたアクセント」が大切だと思うのです。

 

CIMG3990.JPGオリジナルのローキャビネットと、その奥にあるのは四面に絵が描いてあるデザイン柱です。

 

写真では分かりづらいのですが、このローキャビネットはディテールが繊細でさりげなく、とても美しいのです。

鮮やかな絵が描かれているデザイン柱は「どこに使うものだろう?」と不思議に思い眺めていると「出入り口の辺りに置くといいですよ」とのアドバイス・・・。

私ならどんなところに使いたいだろうか・・・広いリビングに残った柱にこれを貼り付けて使えないだろうか・・・。絵が南国をイメージさせるので、もしこの柱が家の中にあったら「バリ島にでも行った気分になれるのではないかしら・・・」夢が広がります。

 

CIMG4003.JPGソファーもテーブルもこの店のオリジナルデザインです。

 

                 CIMG3999.JPG        CIMG4001.JPG

 

柱に描かれた絵もこれらの額もすべて「Fujiyoshi Brother's」の絵です。

 

店頭に展示されていたクッションのテキスタイルも、彼らのデザインによるものです。

鮮やかな色使いが特徴なので「インテリアに自信がない」方にこそおすすめです。

微妙で曖昧な色合いのものを組み合わせるのは難しいのですが、鮮やかな色使いのものはそれだけで存在感があり「この1点さえあれば大丈夫」と思えるからです。

雑貨は見ているだけで、家の中のいろいろなシーンが想像できて楽しくなってきます。

 

自分の知らない「自分を探しに」

2012年1月24日 09:00

今年は19日が成人式でした。例年の成人式ではマナーの悪い新成人が大暴れするシーンが報道されてきましたが、今年はあまり目にしませんでした。

テレビでは被災地の若者を取材報道していましたが、みな「自分のことはさておき、誰かの役に立つ人間になりたい」とコメントしていたのが印象的でした。

 

CIMG0852.JPG 雨上がりの水滴がこんなにきれいだったなんて・・・。

 

成人を祝う儀礼は古くからあって、男子は元服、女子は結髪などがあったそうです。

現在の成人式のルーツは敗戦後、国民が虚脱状態に陥っているとき、埼玉県蕨市で手作りの「青年祭」ができたことが始まりだそうです。「次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ますため」に企画運営されたそうです。

 

この影響をうけて、1948年に公布・施行された祝日法により成人式は

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」との趣旨のもとに全国で行われるようになりました。

 

今年の新成人へのインタビューを聞くと、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとしている」ように見える若者ばかりでした。昨年の震災が若者達に与えた影響がいかに大きかったかがわかります。

 

CIMG0888.JPG  我が家のベランダに遊びに来たつがいの小鳥です。休んだあと、元気良く飛び立って行きました。

 

先日、TVである方が新成人へのメッセージとして「自分の知らない自分を探しに行きなさい」と言っていたのを聞き、言葉のもつ力にすっかり魅了されてしまいました。

 

私だってこれからまだ「自分の知らない自分を探しに行けるかもしれない・・・」などと空想し「自分の知らない自分に会えるかもしれない可能性」に挑戦し続けたいものだと思いました。

 

「シャルロット・ペリアン」の椅子

2012年1月20日 09:00

鎌倉にある神奈川県立近代美術館で開催していた「シャルロット・ペリアン展」に行って来ました。昨年の12月だったのですが、開館60周年・記念展が開催されていました。

 

thumbnail[5].jpg美術館の裏側からの眺めです。坂倉準三の設計として有名な建物ですが

「何となくコルビュジェの建物に似ているなぁー」と思いました。

 

神奈川県立近代美術館は鎌倉本館、別館と葉山館からなっています。鎌倉本館は1951年に完成した日本で最古の近代美術館です。

 

CIMG3882.JPG  建物の正面玄関側です。60周年を記念して「なぜシャルロット・ペリアン展なのかしら・・・」

 

シャルロット・ペリアンはフランスの建築家で、インテリアデザイナーでもあります。

1927年にコルビュジェのアトリエに入り多くのデザインに関わったそうです。

この頃、コルビュジェの事務所には坂倉準三と前川國雄がいたそうです。その後、ご主人の転勤で日本にも住んだことがあり、坂倉準三とは長い交友が続いたそうです。

 

w02[1].jpg日本に住んでいる頃のシャルロット・ペリアンです。魅力的な女性です。

 

坂倉準三が設計した美術館が60周年に・・・なるほど「シャルロット・ペリアン展」とつながりました。

有名なLCシリーズの椅子は一般的にコルビュジェのデザインだとされていますが、

デザインの基本設計を行ったのは、シャルロット・ペリアンだったそうです。

 

CIMG3889.JPG彼女のデザインした椅子で有名なのは、この「シェーズロング」(長椅子の意味)です。

 

この椅子の凄いところは、座ったまま体が寝た状態(脚が高く上がる)になるまで位置を変える事ができることです。今から60年も前に「こんなに美しいフォルムなのに機能的な椅子」がデザインされていたことに驚くのです。

 

「優れたデザイン」とはただ美しいだけではなく機能的であり、時代を超えて多くの人に愛され続けるものでなければならないことを教わりました。私達のリフォームの仕事も「全く同じことだなぁー」と改めて思い知らされました。

 

彼女がデザインした椅子で、とくに面白い椅子があります。

皆さんもどこかで1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

kamakura_2011_10_22-thumb-250x200-3798[1].jpg1枚の板を折り曲げて成型されている「オンブル」(日本語で影)というスタッキング出来る椅子です。

「天童木工」で製作されていましたが、現在は契約が切れたため作られていません。

 

影という名前がつけられたのには、こんなおもしろいエピソードがありました。

背もたれの高さがないので、テーブルの下に置くと影のようになり、テーブルが強調され美しく見えます。

この椅子はシャルロット・ペリアンが日本滞在時にデザインしたものです。文楽の人形使いの黒い衣装が、意識して見られないことにヒントを得てデザインしたものだそうです。この椅子を発想するきっかけになったのが文楽の黒子だなんて・・・。

「忘れていました!」こんな柔らかな発想のしかたがあると言うことを。

 

メダカの世界

2012年1月17日 09:00

友人のお宅で、こんな小さな世界に出会いました。

ベランダに水盤が置いてあるのを見つけて「金魚を飼っているの?」と聞いたところ

「メダカです」とそっけない返事。

どれどれメダカと言えば子供のころ見た「灰色の・・・あの地味な小魚かしら」と思って覗いて見るとなんとなんと、金魚の赤ちゃんのように赤い色をしています。

 

IMG_0132.JPGよく見ると、5匹の赤いメダカが群れています。

 

私には金魚の赤ちゃんにしか見えないのですが、どうやらメダカには色々な種類があるようです。この赤いメダカはヒメダカ(緋目高)といって体がオレンジ色をしています。

私が子供のころたんぼの中で見ていたのは、野生のクロメダカだったようです。

 

メダカは日本に棲息する最も小さな淡水魚だそうです。目が大きく頭部の上に飛び出していることからメダカ(目高)の名前の由来になっています。

「日本全国どこにでもいそうなメダカ」ですが2007年、絶滅危惧種指定になったそうです。残念なことに、メダカが生きて行くうえでの環境が悪化したことによるそうです。

 

IMG_0127.JPG水草がセンスよく配置され、美しい大自然を表現しています。

まるで一幅の絵のようです。

 

メダカをエサにしている昆虫が自然界にはたくさんいるそうです。そのように聞くとメダカは「まるで誰かのために生きている」ようなものですよね。

メダカが居るということはそこに自然があるということですから、その役割は果てしなく大きいのだと思います。

 

だれの心にも  

♪ めだかの学校は 川のなか

        そっとのぞいて みてごらん

        そっとのぞいて みてごらん

        みんなで おゆうぎ しているよ 

 

この歌と連動して「心地よい風と澄んだ水」を思い出すのは私だけでしょうか。

 

「お子様が独立された」後のリフォーム

2012年1月13日 09:00

お子様が独立され、広くなったお住まいを「全面リフォームした事例」をご紹介します。

お施主様は50代のご夫婦で、お二人とも音楽の趣味をお持ちでした。

リフォームのきっかけはコンロの故障からで「キッチンも取替えようかしら」と思われたことが始まりだったそうです。

 

大宮図面.JPG   

 ○   独立タイプのキッチンを、オープンな対面キッチンにしたい

 ○   リビングのインテリアを北欧風にして、大好きな音楽を楽しみたい

 ○   省エネに配慮した住まいにしたい

 ○   使いやすい収納を増やしたい

上記のご希望を伺い「快適で安心できるお住まい」をご提案しました。

 

大宮邸_023.jpgマンションの玄関とは思えないほどの広がり感で、戸建て住宅のようです。

 

玄関の壁には調湿作用のある壁タイルを貼りました。廊下に設けたニッチにも同材料のタイルです。ニッチの下の部分を床から上げて、間接照明を入れています。こうすることで廊下の床面が広がり、ギャラリースペースとして使えるようになりました。

 

大宮邸_057.jpg広々としたリビングには9.1chのサラウンドシステムが・・・・。

 

リビングと収納コーナーとの間の壁には、天然木のピーリング(化粧板パネル)を貼りました。木製の壁はインテリア性だけでなく、音の吸収も期待できそうです。

 

大宮邸_067.jpg 和室だった部分に「扉なしの収納コーナー」を作ったところに、このプランのポイントがあります。

 

私が注目したのは収納コーナーに扉を付けなかったことです。リビングに広がり感も出ましたし、ウォーク・スルーになっているので、使い勝手も抜群です。ピーリングを貼った壁は「切れ味の良いインテリアウオール」として、重要な役割を果たしています。

また収納コーナーの入り口に書斎コーナーを設けたことは、使いやすさの上でも最高です。

 

大宮邸_063.jpg書斎コーナーを設けたので、収納内が丸見えになりません

 

収納コーナーに設けた収納は、お施主様の支給品です。このような奥行きの浅い収納は、収納し易く取り出し易いのでぜひ参考になさって下さい。

 

大宮邸_077.jpgキッチンを対面式にしたのですが、油煙を考えガスコンロの前だけはあえて壁を設け、丸見えにならないようにもなっています。

 

「お施主様が、これからの生活をどのように過ごされたいのかを明確にされたこと」が今回のリフォームが「成功した秘訣」です。「生き生きしたお住まい」に仕上がったのは、お施主様のセンスの良さに導かれたからだと思います。

設計・施工はリヴィングモア城東店の鈴木こず恵と星明男が担当しました。

 

我が家のおせち

2012年1月10日 09:00

今年のお正月も、おせちっぽく見えるようにチャレンジ料理を重箱につめてみました。

 

CIMG3944.JPG家族で力をあわせ、いろいろ手作りをしました。

 

おせちの中でも成功をおさめるのは「自慢の黒豆」です。

 

 

CIMG3987.JPG

1年に一度しか作らないのですが失敗はしません。

 

実は「同僚のお母さんに作ってもらったレシピ」なので、私が自慢するのも可笑しな話なのですが、とにかく美味しいのです。圧力鍋で作れて簡単ですし、上品な味に仕上がります。ここ数年、黒豆は私の自慢料理にもなっています。

 

CIMG3943.JPGお屠蘇も生酒を2本用意しました。これもまた美味しくて・・・。

 

おせちは漢字で「御節」と書き、語源は中国から伝わり、古代より朝廷で行われていた「御節供」(おせちく)からきているそうです。「御節供」とは朝廷の節日に行われる宴で、その際に振舞われるご馳走のことだそうです。

おせちが重箱に詰めた正月料理を指すようになったのは、第二次世界大戦以後の話だそうです。おせちの歴史が案外と浅いのには驚きでした。

 

CIMG3949.JPGおせちには欠かせない「煮しめ」です。

盛り付けをゴチャゴチャにしたため、筑前煮に見えますが昆布とカツオのお出しで煮ました。

 

我が家のお雑煮は里芋、人参、大根の合わせ味噌仕立てに蒲鉾と三つ葉をのせます。

嫁ぎ先が関西なので今ではすっかり白味噌との合わせ味噌のファンになっています。

北海道の私の実家では焼餅と鶏肉、蒲鉾に三つ葉の澄まし汁でした。

お雑煮は家庭によって違いがあり、地域性や食文化その家庭の歴史などが分かり実に面白いなと思っています。

 

我が家では1年に1度しか作らないのですが、家族はとても喜んでくれます。

お雑煮は誰の心にもある「懐かしい味」なのだろうと思い、心をこめて作りました。

 

皆さんはどのようなお正月を迎え、どのようなおせちを楽しまれましたでしょうか。

 

新年のご挨拶

2012年1月 5日 09:00

    新年明けまして

                 おめでとうございます

 

CIMG3921.JPG大好きな友人から、お花のプレゼントをいただきました。

 

2012年の新しい年が明けました。

皆様はどのようなお正月を迎えられましたでしょうか。

私はいつもと同じように、おとそとおせちをいただき、近隣の神社に初詣めぐりをしながら過ごしました。

 

例年でしたら「今年も家族が幸せでありますように」と祈っていましたが、今年は

「多くの人々の上に幸せがそそがれますように」と祈りました。

 

過去の記憶を変えることは出来ませんが、未来は変えられます。

私も小さな小さな一粒ですが、未来を変える一粒の種になろうと心に誓いました。

 

photo.JPG地球の反対側ですが、今日のイギリス・デヴォンの浜辺です。向こうの空にかかる虹に希望を感じます。

 

 

皆様にとりまして

             良い年でありますようお祈りします

 

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Profileプロフィール

天方 幸子 天方 幸子(あまかた さちこ)
一級建築士
東京ガスリモデリング
リフォームデザイン研究所所長


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