住まいに関すること、インテリアのこと、日常のことなど・・・。わたくし、リフォームデザイン研究所長 天方が、素敵な暮らしのヒントをブログでご紹介いたします。是非、 ご覧ください。

2011年7月

ダーティントン・ホール

2011年7月29日 09:00

トトネスでタイムスリップしたような感覚になったまま、トトネス再興のきっかけとなった、近くのダーティントン・ホールに案内してもらいました。

 

                               CIMG2737.JPG        CIMG2733.JPG

ダーティントン・ホールの建物は中世の雰囲気をそのままに残しています。

これらの建物の一部は、サイダープレス(リンゴ酒のため)の工場だったそうです。

 

1925年(いまから85年前)ニューヨークのホイットニー美術館で有名なホイットニー家の娘ドロシー夫人が、トトネスの郊外にあったこれらの古い建物と広大な敷地を買い取り、ダーティントン・ホール財団を設立しました。ダーティントン・ホール財団は芸術と思想、農業、園芸などの分野を中心に研究や教育活動をしています。

 

CIMG2743.JPG 開口部のアーチは美しく完璧です「私もいつか、どこかで造ってみたい!」

暗いところから光に向かうと、この演出は可能になります。私の大好きな手法です。

 

CIMG2752.JPGこのアーチに使われているモチーフは、ヨーロッパ建物のさまざまなところに見られます。

そう言えば戦で使った盾も同じ形だったのではないかしら・・・。

 

CIMG2751.JPG白く塗ったこのアーチもステキ・・・でもなぜここの壁がこんなに厚いのだろう・・・。

 

この施設のなかには芸術大学、美術館、有機農園、クラフトショップ、オーガニックレストランなどがあります。ここに来てみて、トトネスの街全体がなぜ「エシカル風な街」だったのかに納得です。(エシカルとはオーガニックで体に優しく、古いものを大切にし「人と地球に負担をかけない」という考え方です)

 

CIMG2740.JPGホール内部にあるレストランです。タペストリーが石の壁に暖かさを・・・。

 

ダーティントン.jpgここでも同じモチーフが三角の天井に柔らかさを与えています、美しい!

 

イギリス人陶芸家のバーナード・リーチもここで工房を持ち、作品を作っていました。

バーナード・リーチは日本で暮らしたこともある親日家で、世界中に多くの弟子がいます。

 

CIMG2756.JPG現在はクラフトショップになっているこの建物がバーナード・リーチの工房でした。

 

CIMG2761.JPG彼が作品を作っているところの写真です。

 

CIMG2759.JPG友人の柳宗悦(民芸運動家)左端と浜田省吾(陶芸家で人間国宝)右端がダーティントン・ホールを訪ねた時の写真です。

 

バーナード・リーチは陶芸に美術品としての価値を認めず、日用品としての器として、形や触覚が大切だと考えたそうです。生涯の友となる民芸運動家・柳宗悦とは、この考え方で結ばれていたそうです。また白樺派の青年達と知り合いになり、彼らの本拠地である我孫子で最初の窯を開き、陶芸家としての一歩を踏み出したそうです。いやぁー本当に驚きました「我孫子の白樺派の文人住居跡地」は現在は一般に公開されていて、私もよく通りかかるので知っています。

 

CIMG3050.JPGこのショップで素朴なマグカップを買ってきました。

 

「偉大なる日用品」という考え方に、リフォームの仕事と重ね合わせ深く共感しています。

 

中世の街・トトネス

2011年7月26日 09:00

ロンドンから電車で3時間ほどのところにあるデヴォン州、トトネス(Totnes)の街にやってきました。友人の家はここから車で20分ほどのところにあります。

 

CIMG2714.JPGトトネスは中世の雰囲気をそのまま残している街です。向こうに見える丘の緑とカラフルな壁の色に見とれてしまいます。

 

トトネスはその昔、要塞都市として始まりました。トトネス城は11世紀に建てられ、現存しているそうですから、古いなんて言う表現では足りないほどです。中世から16世紀にかけては商業都市として栄えたそうですが、その後は徐々に衰退して行ったそうです。

 

CIMG2701.JPGメインストリートは緩やかな上り坂になっていて、両側に小さな店舗が並んでいます。

この日は生憎の雨だったので、写真が暗いのが残念です。

 

メインストリートの中間辺りにある道路を横切るこのゲートはその昔、城壁の門だったのかもしれません。

 

CIMG2715.JPGストリートの両側には住宅地への「クネクネ道」があり、こんな家々が並んでいます。まるで「おとぎの国」に迷い込んだようです。

 

この街が活気を取り戻したきっかけは、アメリカ人の富豪がこの近くに建物と土地を買い取り、あることを始めたからだそうです。そのことは次回のブログでご紹介します。

 

              CIMG2705.JPG    CIMG2706.JPG

 

通りに面して「教会を発見!」 この建物の一部はまるでバルセロナのサグラダ・ファミリアのようです。

「するともしかしてガウディーもこの教会を見たのかしら・・・」なんて勝手な想像をしてみます。

 レンガの劣化状況からみて、中世の建物に違いありません・・・夢は広がります。

 

まるで絵本に出てくるような建物を見ながらこの街を歩いていると、自分が東京のような近代都市に生きていることが現実ではないように思えてきます。

 

                    CIMG2723.JPG     CIMG2724.JPG

 

このレンガの家とそれに続く壁は中世からのものです。

白い窓台が付いていて、窓の形をしているところはその昔、窓でした。税金を集めるために「窓税」という制度を作り、

税金を納めさせようとしたところ住民は窓を塞いでしまったという、笑い話のような跡が残っています。

 

トトネスの街は芸術、有機農業などに関心が高い人が住んでいます。この近くにはイギリスで最大のオーガニック農場があるので有名です。

 

CIMG2711.JPGもちろんレストランもオーガニックレストランです。私達はここでオーガニック・カレーと

豆のサラダをいただきました。ドリンクも当然オーガニック飲料です。

 

トトネスでは、現在の日本で「エシカルな暮らしを推進しよう」と言われていることが、80年も前から運動として始められていたということを知りました。

妹の「トトネスにはヒッピーが集まってきて住んでいたのよ」という解説に「なるほど・・・ヒッピーはベジタリアンが多いからね!」などと納得しました。

 

パディントン駅から出発

2011年7月22日 09:00

数日をロンドン市内で過ごした私は、友人の家に招待を受け電車で3時間ほどのデヴォン州に行って来ました。私は何度かロンドンには行っていますが遠距離を列車で移動したのは今回が初めてです。

 

CIMG2685.JPG地下鉄でパディントン駅まで行き、そこで国鉄に乗り換え最寄駅トトネス(Totnes)まで行きます。

 

パディントン駅はナショナル・レール(国鉄)のターミナル駅です。東京での上野駅のようなところです。始発駅なので電車の発車時間を確かめていると・・・

 

CIMG2682.JPG 駅構内にお祭りの出店のような感じで、パディントン・ベアの店がありました。

 

パディントン・ベアはイギリス人作家マイケル・ボンド氏による児童文学作品「くまのパディントン」という本に出てくるキャラクターです。誰もが子供のころに、一度は出会ったことがあるのではないでしょうか。

 

CIMG2683.JPG 見るとクマは絵本に出てくるのと同じダッフルコートを着て、よれよれの帽子をかぶりウエリントンブーツをはいています。

全体がよれよれに見えるところがかわいい!

 

「パディントン駅で売っているパディントン・ベアはここにしかない」とばかりにお土産に買って来ました。売店でクマ売りのおじさんが「このクマはマーマレードサンドイッチが好きだよ」・・食べさせてあげてね・・風に優しい顔で話しかけてくれました。

「くまのパディントン」の物語は「ペルーからやって来たクマが、ブラウン一家によりパディントン駅で見つけられた」ところから始まっています。絵本ではスーツケースの上に座り、コートには「このクマの世話をしてやってください。お願いします」と書かれたメモをつけていたとなっています。私が買ったクマの首にもなにやら黄色いタグが・・・「このクマの世話をしてやってください」のメモまでついていてウキウキです。私は大人になり過ぎましたが、もう一度絵本を買って読み直したいと思いました。

 

CIMG2686.JPG 魅力的なパディントン駅をご紹介しましょう。ホームの屋根は鉄の柱に支えられた3連のガラス屋根になっています。

 

この駅は1854年(今から157年前)に建てられました。駅舎はイザムバード・キングダム・ブルネルの設計です。私が驚いたのは鉄で作られた華麗な装飾群です。「やはりビクトリア朝時代の建物なのだ!」

 

CIMG2689.JPG柱は樹木のようにデザインされ、屋根に使われているアーチの梁の装飾をご覧下さい

 

CIMG2687.JPGホームから見た駅舎の窓です。「ひょっとしたら駅長さんの部屋なの?」と想像させられます。

 

イギリスの産業革命後に建てられた豊かな国の建造物です。歴史の国にあって、その斬新な発想と繊細な伝統技術が、すごい勢いで私達に迫ってきます。いよいよ列車の旅です「さぁーこれからトトネスに向かって出発です!」夢はまだまだ続きます。

 

楽しいロンドンの地下鉄

2011年7月19日 09:00

ロンドンでの移動手段の多くはバスと地下鉄、そして国鉄(又は私鉄)です。

 

CIMG2677.JPG地下鉄ベーカー・ストリートの駅構内です。この微笑んでいる男性の右側をご覧下さい「壁面の影絵は誰だ?」

 

有名な「シャーロック・ホームズ」の影絵です。「そうだった、シャーロック・ホームズはベーカー・ストリートに住んでいたね~」と気付き「プフッ!」でした。するとこの男性が「僕を入れて写真に撮ってもいいですよ」的な態度をしてくれたので、パチリ。

ロンドンの地下鉄構内の壁や天井にはよくタイルが張られています。「タイルが好きな国民」なのかもしれません。こんな楽しい演出に出会ってみると「表参道駅のホームもタイル張りだった」でも「こんな楽しい仕掛けはないなぁー」とついつい比べたりします。

タイルに近づいてみると・・・・。

 

CIMG2679.JPG小さなシャーロック・ホームズが並んでいます。大きな影絵もこんな小さなホームズ君で表現されていました。

 

CIMG2678.JPG   この駅はすべてのデザインがこんな感じです。

 

チャーリング・クロス駅でこのような壁画をみました。白い背景パネルにゆったりしたタッチの絵がステキです。妹にこの絵の意味を聞いてみました。

 

CIMG2658.JPGこの絵は約700年前のお話で、エドワード1世の妻(エレノア・オブ・カスティーユ)の慰霊碑(クロス)を建てているところの様子だそうです。いまのチャーリング・クロスは都会ですがこの時代には草や木がぼうぼうに生えていたのだろうと思います。

 

エレノア妃の慰霊碑(クロス)が建てられる前、この辺りはチャーリングという地名だったそうです。

エドワード1世とエレノア妃はとても愛し合っていて、王妃は王様がスコットランドに遠征に行った後、寂しくて王の後を追いかけたのですが、途中で亡くなってしまったそうです。悲しんだ王様は彼女の遺体をロンドンに連れて帰るのに、13日かかったそうです。その泊まった街に1つずつの慰霊碑(クロス)を建てました。最終的にウエストミンスター大寺院に安置するのですが最後の宿泊地がチャーリングでした。

そのことからこの地がチャーリング・クロスと呼ばれるようになったそうです。

 

CIMG2659.JPG   人々の着ているものや作業風景から、この時代の様子が伝わってきます。

 

エドワード1世はヘンリー3世の長男で賢王と讃えられ、イングランド史上屈指の名君とされているそうです。「そんな偉い方がこんなに愛妻家だったとは・・・・」

地名の由来を地下鉄の壁画にするなんて、ほんとうに楽しい企画です。

 

デパート LIBERTY

2011年7月15日 09:00

リバティはロンドンで一番好きなデパートで、思い出すだけでワクワクします。

ロンドンの中心街、オックスフォード・サーカスにあります。

今から137年前にアーサー・ラセンビィー・リバティという人が家庭用品ファッションのために、始めたストアだったそうです。当初雇った2人の従業員のうち、1人が日本人だったというのにも驚きました。当初から日本や東洋の装飾品や布地を販売していたそうです。いまも日本の版画や東洋の美術品が販売されていますから、伝統になっているのかもしれません。インテリア用品や雑貨が充実している高級デパートです。

 

CIMG2661.JPGリバティは地下1階、地上5階の、イギリスでよく見かけるチューダー洋式の建物です。

現在は残念ながら外壁の一部が改修中でした。

 

現在の建物は今から91年前、2隻の木造船を解体した木材を利用して、創られたそうです。ということは「リユース材」で創られたということですから、現在も現役で使われているのが驚きです。建築技術が優れていたことの証だと思います。

 

CIMG2667.JPG建物は3箇所の吹き抜けがあり、売り場はその周囲を回遊するスタイルです。

日本でも、表参道ヒルズや横浜ランドマーク・タワーなどがこのスタイルをとっています。

どこからでも、どこで何が売っているのかが分かる仕組みです。

 

リバティと言えば、皆さんがご存知のリバティ・プリントがあります。そのもとになったのが日本の布だったといいますから嬉しくなります。リバティ・プリントは小さな花柄が特徴なので「ひょっとしたら小紋柄が元になっているのかしら・・・」などと空想してみます。

 

CIMG2676.JPG最上階にある家具売り場です。アーチの梁と漆喰の天井が美しい。

花柄のソファーがピッタリ似合っています。「こんなリビングを設計してみたい!」

 

CIMG2666.JPG最上階のフロアで、向こう側の売り場を見たところです。漆喰塗りの壁が美しい。

黒ずんだ梁の木彫が重厚感を醸し出しています。

 

CIMG2671.JPG吹き抜けの上部天井はスカイライトです。たっぷりの自然光が下の階まで降りています。

 

CIMG2673.JPG 階段室も全て木製です。まるで住宅の階段のようです。

 

板張りの床を歩き、木製の手すりに触れながら「美しい物を見て歩く」それだけでも最高に贅沢な気持ちになります。「ここだけにしかない」という物を探すにはぴったりのデパートです。

 

ダリッチ美術館

2011年7月12日 09:00

ダリッチ美術館はイギリス最古の公共美術館で、1811年に創立されました。

妹はダリッチ・ギャラリーの日本人ハウスガイドをしています。この美術館のことを特に勉強していますから、 絵画を解説してもらうのにぴったりです。この美術館は夏目漱石が訪ねたことがあるというので知られています。

 

CIMG2622.JPGダリッチ・ギャラリーの正面です。天井のスカイライトが特徴的です。

 

ダリッチ・ギャラリーの絵画は2人のアートディーラー(ノエル・デサンファンとフランシス・ブルジョワ)の死後、遺言によりダリッチ・カレッジに寄付されました。この2人のディーラーは1790年に、ポーランド王から国の美術発展のために絵画の買い付けを依頼されたそうです。2人は5年もかけて絵画を集めましたが、まもなくポーランドは隣国に占領され依頼主の王は亡命し、2人の手元には大量の絵が残されてしまったそうです。2人の遺言には、これらの絵画は一般の人が見られるように美術館を建ててそこに展示すること、美術館の設計は当時人気だった「ジョン・ソーン」に依頼すること、2人のための霊廟を創ること、が義務付けされていたそうです。ジョンソーンは遺言の通り、美術館を創り、美術館から直接出入りできるよう隣接して霊廟を創りました。

 

CIMG2635.JPG 美術館の裏にはこのような霊廟があります。この中には2人のディーラーとデサンファンの妻の3人が葬られています。

 

この霊廟の写真をよく見てください。上部の四角い塔に縦長の窓がありますが、そこには黄色いガラスが使われていて床に置いてある棺に黄金の光が当たるようになっているそうです。「この人々に栄光あれ」という演出でしょうか。

 

CIMG2634.JPG イギリス名物の赤い電話ボックスの丸い屋根は、この霊廟の一番上の丸い屋根を参考にしたそうです。

知ってみるとロンドンの街の中で見かける、赤い電話ボックスにさえ厳かな気分にさせられます。

 

CIMG2648.JPGジョン・ソーンが設計したイギリス初の美術館の内部です。

現在でもいくつかの美術館のモデルとされています。壁の少しピンクがかった赤い色が印象的です。

 

CIMG2649.JPG天井のスカイライトはこのようになっています。天井からは優しい光が降り注ぎます。

 CIMG2651.JPG  中央の絵はグイドレニーの「セント・セバスチャン」です。

入り口近くにあったこの絵を見て、ご記憶の方がいるかもしれません。

三島由紀夫がこれと同じポーズで写真を撮っていたことがあったと思います。

 

CIMG2653.JPGレンブラントの「窓辺の少女」です。1645年オランダです。

 

レンブラントのこの絵はギャラリーで一番の人気者だそうです。日本にも来たことがありますから見たことがある方も多いかもしれません。顔と胸に光があたってまるで本物の少女を見ているようです。光と影、絵の具の厚さや筆のタッチ、時代を反映した絵の具の色使いなど詳しい解説に、夢はまだまだ続きます。

 

ダリッチ・ビレッジ

2011年7月 8日 09:00

先月の末、妹に会うためロンドンに行って来ました。

ロンドンの中心から南西方向に8キロほどのところにある、ダリッチに住んでいます。昨年「こんな家に住んでみたい・その③」で紹介した家です。せっかくダリッチに来たのだから「ダリッチ美術館に行って見たい」と頼み案内してもらいました。

 

CIMG3021.JPG 妹はロンドンの公式ガイドです。この「ブルーバッチ」をつけていれば

大英博物館やナショナル・ギャラリーなど、どこにでも案内してもらえます。

 

彼女の住んでいるところは小高い丘の上の住宅地です。ダリッチ美術館へは歩いて20分くらいだというので歩いて向かいました。その日は気持ちよく晴れて空は青く、風は爽やかです。

 

CIMG2623.JPGこの広い公園を20分ほど歩いて横切ります。子供のための遊具も広い敷地内に点在していました。空の色にもご注目!

 

CIMG2620.JPG着いたところにダリッチ・カレッジの門番小屋がありました。「どうです・・・この美しさ」チューダー様式です。

破風や窓枠の薄いブルーが洗練されています。私も「門番になりたぁーい!」

 

公園を含む広大な敷地は「エドワード・アレイン」という役者の寄付によるものです。

彼は約400年前シェークスピアの時代に活躍した有名な役者です。

 

CIMG2644.JPG 左側の銅像がエドワード・アレインです。シェークスピアを演じているところかも・・・。

 

エドワード・アレインはダリッチの荘園を5千ポンドで買い、「12人の貧しい子供達のための学校」(ダリッチ・カレッジ)と「12人の貧しい人のための老人ホーム」チャペルを作りました。子供のいないアレインは全ての財産をこのカレッジに残したそうです。

 

CIMG2631.JPGチャペルにアレインと妻が眠っています。ブルーの床に見える四角い盤がお墓です。

お墓の上を歩いてもいいのですが、私にはわずかな抵抗がありました。

 

CIMG2629.JPGチャペルの椅子の両端には、オークのみごとな木彫りの天使がつけられています。

教会に使われている木は、すべてオーク材でした。

 

CIMG2640.JPGダリッチ・カレッジです。現在は1600人の学生がいる有名校です。

 

CIMG2643.JPG大学の左側にあるこの建物が老人ホームです。

 

見学の目的だったダリッチ美術館は、カレッジが出来てから約200年後に寄贈されたものです。ダリッチの大部分は現在でもカレッジの土地だそうです。老人ホーム、教会そして後にできた美術館がカレッジの施設として残されています。この周辺はダリッチ・ビレッジと呼ばれていて、夏目漱石も賞賛したと言われるとても美しいところです。「エドアード・アレイン」が居なかったら、ここにイギリス最古の美術館が建てられたかどうかは分かりません。美術館ができた由来を聞き、歴史のなかに連れて行ってもらったような気持ちになり、夢を見ているようでした。

 

東京散歩 大好きな通り

2011年7月 5日 09:00

仕事で時々通るのですが、都心の真ん中にとても美しく魅力的な通りがあります。

八重桜の並木道が続く、道幅の広い通りです。なんと言っても人通りが少ないのが気に入っています。

最初にこの道を歩いた時が、夕方だったせいもあって「恋人達にお似合いの道だ!」と思いました。

 

CIMG2397.JPG晴れていても、曇っていてもロマンチックな通りです。

 

赤坂見附駅から弁慶橋を渡って麹町方面に向かう紀尾井町通りです。

この周辺には高級ブティックやブランドショップが建ち並ぶオシャレな通りです。近くにはホテルニューオータニや旧赤坂プリンスホテルがあり「知る人ぞ知るといった道」なのです。この道は車で通ったのでは、その良さはわかりません。

 

CIMG2432.JPG今年の3月31日で55年間の歴史に幕を閉じた、グランドプリンスホテル赤坂の新館です。

 

この建物は、地上40階建てのグランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンス)の新館です。新館の設計は丹下健三氏です。この建物は雁行設計なので、全ての部屋がコーナールームになっています。

 

残念なことに竣工してまだ29年しか経っていないのに、解体することになりました。解体の理由は施設の老朽化だそうです。解体前に一度宿泊してみたかったです。

いま現在は福島第一原子力発電所事故で避難した福島県民の受け入れ施設になっています。

建物の解体は7月以降になるそうです。解体工事は国内で過去最大級になり、大成建設が粉塵や飛散、騒音が最小限になる新工法で解体するそうです。

 

CIMG2398.JPGこの通りに面してオープンカフェ・レストランがあります。

店構えはフランスのカフェのようです。この向い側には有名な清水谷公園があります。

 

CIMG2430.JPG公園の緑を眺めながら、オムライスとアイスティーのランチです。

 

CIMG2433.JPG一人で寂しそうと思ったのか、スズメが私のお皿に来てくれたのでパチリ。

ちょっと慌てたせいで、ピントがボケてしまいました。

 

最近は私も一人でレストランに入り、ランチをとることができるようになりました。

 

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Profileプロフィール

天方 幸子 天方 幸子(あまかた さちこ)
一級建築士
東京ガスリモデリング
リフォームデザイン研究所所長


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