日本建築の手法 その1
2010年8月31日 09:00
表参道交差点のほぼ近く、一筋入ったところに信濃善光寺の別院があります。散歩の帰りによく立ち寄ってお参りをします。お寺の敷地は、近隣住人にとって青山通りから裏道への抜け道としても利用されています。お墓の横を通り抜けるのですから、私道を無断で利用していることになります。
このお寺は数年前に大掛かりな改修工事が行われ、今日ご紹介する庫裏(僧侶の居住する場所)も建替えになりました。たしか施工は清水建設だったと記憶しています。この庫裏の横を無断で通り、オープンカフェに行ったりするのですから実にバチ当たりなことです。
日本建築には千本格子がよく使われます。この庫裏の面格子にも千本格子が使われています。
勝手口の木製扉と繊細な面格子の奥ゆかしい美しさに魅了されます。その先の庭には建仁寺垣が連なり、つい「本物っていいなー」と見入ってしまいます。最近は建仁寺というとプラスチック製のものが多く、めったに本物の竹に出会うことは無くなっているからでしょうか。
軒裏も泥除け福木も木製で出来ている建物を、都心で見ることは出来なくなっています。






