国立新美術館での楽しみ
2010年8月10日 09:00
国立新美術館で「オルセー美術館展2010」と、書道の「毎日賞受賞作品展」を見てきました。猛暑のなか絵画展には長蛇の列が出来ていました。オルセー美術館の修復工事のお陰なのですが、これだけの絵画を日本で一度に楽しむことができたのは幸運なことでした。
絵画展では夏休みと言うこともあって、小学生の子供達もチラホラ。ゴッホの絵の前でおばあちゃんが孫に「この絵の意味、分かるの?」と聞いていました。私にはその少年が「おばあちゃん、早くこの人混みから出ようよ」と言いたい顔に見えましたが、微笑ましいシーンでした。
国立新美術館は国内最大級の展示スペース(14,000㎡)を持っています。コレクションを持たない美術館として展示内容に自由度があり、新しいタイプの美術館として話題です。建物は黒川紀章氏の設計によるもので、完成当時はそのファサードのユニークさで話題になりました。またこの建物の魅力は建物内部にもあります。ガラスの外壁は横に縦にカーブしていて、まるで自分が海に潜ったような錯覚を起こします。
ガラスの壁にそって大ホールがあるのですが、そこに大きな岩のような塊が二つ建っています。その上部が空中レストランとカフェになっています。
これは3Fの空中レストラン「ブラッスリーポール・ボキューズミュゼ」です。パリの三ツ星レストラン「ポール・ボギューズ」のフランス料理をお手頃価格で楽しめます。このほかに3つのカフェがあり、お茶や食事をいただくことができます。驚いたことに、国立新美術館内のレストランとカフェでは、展示内容に合わせてメニューが企画されていました。例えば、スーラーの代表作である波止場の様子をイメージした前菜、ロートレックの大好物の「白いんげん豆の煮込み料理」やモネの有名な睡蓮をイメージしたじゃがいも料理、ゴッホの「星降る夜、アルル」をイメージしたデザートなどが用意されています。絵画を楽しんだあとお食事をいただきながら、その余韻を味わうなんてすばらしく素敵なことです。






