盆踊り
2010年8月 3日 09:00
ここ青山で今年も「納涼盆踊り大会」が行われました。表参道交差点からほど近くの善光寺別院の境内です。周囲の建物には世界中のブランドが軒を連ねています。「謝恩納涼盆踊り大会」の案内提灯はそんなことをものともせず「ここは日本です」と言っているように堂々として見えました。
日曜日という事もあって境内は子供連れの家族で大賑わいでした。お決まりの屋台(風船、焼きソバ、たこ焼きなど)も数店でていましたが、商店会の皆さんが運営しているため他ではみられないアットホームな雰囲気でした。
日も沈み、いよいよ盆踊りが始まりました。境内の広場中央には、やぐらが立ち、生太鼓の音が威勢良く響き渡ります。浴衣を着た老若男女が大勢踊り始めたのですが、その中には外国の方の踊り手が目立っていました。しかも「河内音頭」や「ソーラン節」をかなり上手に踊っていましたから、ひょっとしたら盆踊りの常連かもしれません。
盆踊りは500年ほどの歴史をもつ、日本の代表的な民族芸能です。さかのぼれば仏教の「念仏踊り」が形を変え、現在まで残ったもののようです。盆踊りは大衆芸能に形を変え残ったため、文字による記録は少ないようです。大正時代は大衆娯楽ブームだったらしく、盆踊りの興隆期だったそうです。戦争によって一時期中断したものの、戦後娯楽のない時代には戦没者の慰霊のためにと言うこともあって盛んになったと聞きます。
私の幼い頃は、盆踊りといえば、村をあげての年に一度の楽しみでした。大人から子供まで、全員が浴衣を着て夜遅くまで踊っていた記憶があります。子供ながらにワクワクしたものです。現代でも地方に行くと盆踊りを支える地域のコミュニティーが多く残っていて、ユニークな踊りが受け継がれています。そんな盆踊りめぐりの旅をしても楽しいかもしれません。






